機能および制限
適用管種
適用管種と基準の組合せは以下のとおりです。
管のデータは管種ごとに登録されています。追加登録・編集を行うことができます。
適用管種 |
適用基準 |
パイプライン |
水道協会 |
下水協会 |
不とう性管 |
遠心力鉄筋コンクリート管 |
○ |
- |
○ |
コア式プレストレストコンクリート管 |
○ |
- |
○ |
とう性管 |
ダクタイル鋳鉄管 |
○ |
○ |
○ |
鋼管 |
○ |
○ |
○ |
硬質ポリ塩化ビニル管 |
○ |
○ |
○ |
リブ付硬質ポリ塩化ビニル管 |
○ |
○ |
○ |
ポリエチレン管 |
○ |
○ |
○ |
ガラス繊維強化ポリエチレン管 |
○ |
○ |
○ |
強化プラスチック複合管 |
○ |
- |
○ |
施工断面形状
施工断面形状は以下の5つの方法に対応しています。
埋設深さの変化量を入力することにより検討断面の登録ができます。編集もできます。
①溝形(素掘り施工)
②突出形
③逆突出形(素掘り施工)
④矢板施工
⑤簡易土留工
作用荷重
作用荷重は以下に対応しています。
- 埋戻し土による土圧
- 活荷重(群集荷重・自動車荷重など)による土圧
自動車荷重を選択した場合は、45°分布式の他に「ブーシネスク式」にも対応できます。 - 軌道荷重による土圧
- 上載荷重(宅地荷重・雪荷重・その他の載荷重)による土圧
- 施工時荷重
- 管内水重
- 管体自重
安全性照査
管体の安全性照査(常時・施工時)
管種 |
遠心力鉄筋コンクリート管 |
コア式プレストレストコンクリート管 |
指針 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
照査内容 |
許容内圧 |
- |
○ |
- |
- |
○ |
- |
外圧 |
- |
○ |
- |
- |
○ |
- |
耐荷力 |
○ |
- |
- |
○ |
‐ |
- |
管種 |
ダクタイル鋳鉄管 |
鋼管 |
指針 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
照査内容 |
所要管厚 |
○ |
○ |
○ |
- |
○ |
- |
許容内圧 |
- |
○ |
- |
- |
○ |
- |
たわみ率 |
- |
○ |
- |
○ |
○ |
○ |
円周応力度 |
- |
- |
- |
○ |
- |
○ |
曲げ応力度 |
- |
- |
- |
○ |
- |
○ |
外圧 |
- |
- |
- |
|
- |
- |
管種 |
硬質ポリ塩化ビニル管 |
リブ付硬質ポリ塩化ビニル管 |
指針 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
照査内容 |
所要管厚 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
許容内圧 |
- |
○ |
- |
- |
○ |
- |
たわみ率 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
円周応力度 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
曲げ応力度 |
○ |
- |
○ |
○ |
- |
○ |
外圧 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
管種 |
ポリエチレン管 |
ガラス繊維強化ポリエチレン管 |
指針 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
照査内容 |
所要管厚 |
- |
○ |
- |
- |
○ |
- |
許容内圧 |
- |
○ |
- |
- |
○ |
- |
たわみ率 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
円周応力度 |
○ |
- |
○ |
○ |
- |
○ |
曲げ応力度 |
○ |
- |
○ |
○ |
- |
○ |
外圧 |
- |
- |
- |
|
- |
- |
管種 |
強化プラスチック複合管 |
指針 |
下水 |
パイプライン |
水道 |
照査内容 |
所要管厚 |
- |
- |
- |
許容内圧 |
- |
○ |
- |
たわみ率 |
○ |
○ |
- |
円周応力度 |
- |
- |
- |
曲げ応力度 |
○ |
- |
- |
外圧 |
- |
○ |
- |
- 「水道指針」では、不とう性管及びとう性管(強化プラスチック複合管)の照査は行いません。
- 「施工時」の照査は、「パイプライン」のみとなります。
- 「施工時」は設計水圧(静水圧・水撃圧)は考慮しません。
- 「パイプライン」の「ダクタイル鋳鉄管」・「鋼管」では、腐食代や管厚公差余裕を見込んで照査します。
- 「パイプライン」の「強化プラスチック複合管」では、不とう性管と同様に「外圧」の照査を行います。
- 「ポリエチレン管」、「ガラス繊維強化ポリエチレン管」、「鋼管」の「円周応力度」照査は、設計水圧を考慮した時に照査を行います。
地震時の照査
- 地震時の照査には変位法による骨組構造解析手法を用い、応答変位法により行います。
- 常時と地震時の合計断面力により安全性の照査を行います。
- 計算モデルは下図とします。
管種選定図
- 管種毎、土被りピッチ毎に計算結果*をグラフ化した管種選定図を作成することができます。
※「許容内圧」「外圧」「たわみ率」「曲げ応力度」「耐荷安全率」のそれぞれで作成可能です。