機能および制限
計算可能な断面と計算式
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マニング |
クッター |
ヘーゼンウイリアムス |
河川断面(単断面) |
○ |
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- |
河川断面(複断面1) |
○ |
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- |
河川断面(複断面2) |
○ |
- |
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河川断面(任意断面) |
○ |
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矩形断面(1連) |
○ |
○ |
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矩形断面(2連) |
○ |
○ |
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円形断面 |
○ |
○ |
○ |
暗渠断面(任意断面) |
○ |
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標準馬蹄型断面 |
○ |
○ |
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任意馬蹄型断面 |
○ |
○ |
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ホロ型(Ⅰ)断面 |
○ |
○ |
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ホロ型(Ⅱ)断面 |
○ |
○ |
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U型断面 |
○ |
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二次放物線 |
○ |
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卵形管断面 |
○ |
○ |
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自由勾配側溝断面 |
○ |
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L型断面 |
○ |
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DO管 |
○ |
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ロールドガッタ断面 |
○ |
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限界水深・フルード数の計算方法
- 「水理水深(土地改良)による方法」・「井田の合成径深による方法」・「最深水深による方法」の3つから選択できます。
- 限界水深の算出は、図のように堤防高さの2倍を上限値として計算します。
エネルギーの補正係数
エネルギー補正係数αを「1.0」・「1.1」 の2つから選択できます。
「α=1.1」を使うケース
・V1、V2、V3の流速変化が大きい場合
・川幅の急激な変化、水路の急縮、急拡などの流れの剥離が起こる場合
・湾曲部など断面内で流速に大きな変化がある場合
土砂の混入を考慮した計算
- 土砂混入率、水・土砂の比重を設定することで、土砂の混入を考慮した流速及び流量の計算(ワングの式)ができます。
河床・水路・管の勾配
- 「分数」、「小数」、「%」、「‰」での入力が可能です。
- 勾配ケースは、最大5ケースまで設定可能です。
平均流速公式のレベル選択
「河川断面」においては、以下のレベル選択ができます。
- レベル1
単断面で潤辺内の粗度係数が一様な場合 - レベル1a
単断面で潤辺内の粗度状況が変化している場合 - レベル2
複断面で潤辺内の粗度状況が変化している場合 - レベル2a
複断面で潤辺内の粗度係数が一様な場合
流量算出、水深算出
- 計算ケース数は30ケースまで追加することができます。
- 流量算出時は、計算ケースごとに水深を設定できます。
- 流量算出時は、「m入力」、「%入力」より選択が可能です。
- 水深算出時は、計算ケースごとに流量を設定できます。
- 水深算出時は、複数の該当水深が得られる場合、最大水深を採用するかどうかを選択できます。※河川断面(複2,任)に対応
水位‐流水断面積・流量一覧表表示
- 断面の高さのピッチを任意で指定して一覧表に出力することができます。
- 水深ピッチの他に指定流量・最大流量時・最大流量時での流水断面積・流速・流量を出力することができます。
余裕高の計算方法
[常流]
・無ライニング水路並びにライニング水路
・擁壁型水路(フレーム、擁壁水路、箱型暗渠、既製品水路等)
・トンネル並びに暗渠(d1/D1)
・トンネル並びに暗渠(d2/D2)
[射流]
・小規模射流、急流水路以外の場合
・急流工の場合
- 用水路及び排水路の余裕高・壁高算定のフローチャートによる判定が行えます。※断面は開水路形の河川(単,複1,複2,任)、U型に対応
出力機能
- 水位 – 流水断面積・流水一覧表
- 水理特性曲線図 (H-Q曲線図)
- 余裕高計算書出力
- 計算結果比較表の出力 (Excel出力)