機能および制限

適用構造

現場打ちボックスカルバート、PCプレキャストボックス^※
※『下水道施設の耐震対策指針と解説』で単ボックスカルバートの場合のみ

適用形状

適用形状は以下のとおりです。

• 断面方向
  単ボックス・２連ボックスカルバートに対応し、頂版と底版のハンチ寸法を各々設定可能です。
  また、剛域を考慮することもできます。
• ウイング
  ウィングの適用形状は以下のとおりです。

計算機能

断面方向

• 安定計算は、常時に対して浮き上がりの検討および地盤の支持力に対する検討を行います。
• 断面力の算出は平面骨組解析より算出します。
• 常時およびレベル1地震時は許容応力度法により検討し、レベル2地震時は限界状態設計法により検討を行います。
• 作用荷重は自重、鉛直土圧^※、水平土圧、静水圧、頂版上部等分布荷重、任意荷重、内水圧、圧力水圧を考慮し、活荷重として自動車荷重(T-6～T-25、TT-43)、群集荷重を考慮します。自動車荷重の載荷方向は平行、直交の選択が行えます。
• 地震時増分荷重として、応答変位荷重、地震時慣性力、周面せん断力、地震時動水圧を考慮します。
• 特殊な荷重を任意荷重として最大10個まで骨組解析上の部材に直接考慮することが可能です。
• 入力条件より不利となる荷重の組み合わせを自動設定することができます。
• 荷重の組み合わせケースは、任意に組み合わせを変更でき、組み合わせケースの追加、削除も自由に行えます。
• 外水位は、荷重の組み合わせケースごとに設定を変更することが可能です。
• 鉛直土圧の算出などに用いる土の単位体積重量を埋戻し土として、水平土圧の算出に用いる土の単位体積重量とは別個に入力することも可能です。

※上載土形状は水平のみの対応です。

ウイング

• 左右のウイングタイプ、寸法を個別に指定することができます。
• 土圧は静止土圧、試行くさび土圧に対応
• 土圧計算方法を試行くさび法とした場合は、背面土の形状を、水平、法面、台形、任意より指定可能
• 地表面載荷重を最大10個まで入力可能
• 常時、レベル1地震時の検討に対応

※ウイングの天端勾配は水平のみの対応です。

なお、本システムには縦方向の計算機能はありません。

その他

• 出力帳票をMicrosoft Word、Microsoft Excel、PDF、HTML、Docuworksのファイルへ変換できます。

出力サンプル

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動作環境

• OS
  Windows 10・11
• プロテクト
  インターネットへの接続環境が必須
• その他
  川田テクノシステム社のV-nasClair、STR_Kitと連動する場合は、川田テクノシステム様に記載の環境の内、（64bit版）の環境も満たす必要がございます。
  【川田テクノシステム様STR_Kit（エスティーアールキット）のページへ】