主な機能
適用可能な断面形状
作用力の算定
- 柱断面は、矩形・矩形中空・円形・円形中空・小判形・小判中空の6種類に対応しています。
(矩形の場合、直線面取りと曲線面取りにも対応できます) - 下記の上部工反力の入力ができます。
- 鉛直反力
死荷重(D)、活荷重(L)、プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、雪荷重(SW)、施工(ER) - 水平反力
プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、風(WS)、風(WL)、波圧(WP)、地震時(EQ)、施工(ER)、衝突(CO)
- 流水圧および地震時動水圧を考慮します。
- 橋軸直角方向に非対称の梁も可能です。また橋軸方向に段差を設けることができます。
- 作用力集計結果を画面上で確認することができます。
直接基礎の安定計算
- 基礎の変位照査及び限界状態照査を行います。
- 地盤の支持力計算を行うか否かの選択ができます。
- 底版の水平抵抗を考慮することができます。
前バージョンで対応しておりました段差フーチングは、平成29年版の道路橋示方書に傾斜地盤上の直接基礎の式が掲載されていないため、対応していません。
杭基礎の安定計算※
※杭基礎の安定計算には「杭基礎の設計Ver.9(別売)」が 必要です。
- レベル2地震時に対しては、「杭基礎の耐震設計」との連動により、杭基礎の耐震設計が行えます。
- 対応杭種は次の7種類です。
①鋼管杭 ②RC杭 ③PHC杭 ④場所打ち杭 ⑤SC杭 ⑥鋼管ソイルセメント杭 ⑦H鋼杭(永続・変動作用支配状況のみに対応) - 対応工法は次の6種類です。
①打込み杭工法(打撃) ②場所打ち杭工法 ③中掘り杭工法 ④プレボーリング杭工法 ⑤鋼管ソイルセメント杭工法 ⑥回転杭工法 - 杭列数は橋軸方向、橋軸直角方向ともに30列まで配置できます。
- 多層地盤系の層数は30層まで考慮できます。
梁の設計
- 梁の永続・変動作用支配状況における耐久性能および耐荷性能の照査、および偶発作用支配状況(レベル2地震動を考慮する設計状況)における耐荷性能の照査を行います。
- 梁の主鉄筋、側面鉄筋、斜引張鉄筋の設計を左右の梁に対して行うことが出来ます。
- 鉛直方向(上面主鉄筋)に対して、横変位拘束構造設置時の計算もできます。
- 水平方向(側面鉄筋)に対して、落橋防止構造設置時の計算もできます。
コーベルの設計
- コーベルの耐久性能および耐荷性能の照査を行います。
- 梁の引張主鉄筋、用心鉄筋の設計を左右の梁に対して行います。
柱の設計
- 柱の永続・変動作用支配状況における耐久性能および耐荷性能の照査、および偶発作用支配状況(レベル2地震動を考慮する設計状況)における耐荷性能の照査を行います。
- 下記の上部工反力の入力ができます。
- 鉛直反力
死荷重(D)、活荷重(L)、プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、雪荷重(SW)、施工(ER) - 水平反力
プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、風(WS)、風(WL)、波圧(WP)、地震時(EQ)、施工(ER)、衝突(CO)
- 流水圧および地震時動水圧を考慮します。
- 偶発作用支配状況において、塑性ヒンジ長の計算・コンクリートの応力ひずみの考慮・鉄筋の許容引張ひずみの考慮・帯鉄筋間隔の照査ができます。
- P-δ曲線、M-φ曲線を描画できます。
底版の設計
- 底版の永続・変動作用支配状況における耐久性能および耐荷性能の照査、および偶発作用支配状況(レベル2地震動を考慮する設計状況)における耐荷性能の照査を行います。
- 底版張出部にある杭は10列まで考慮できます。
- 偶発作用支配状況において、タイプⅠ、タイプⅡの底版設計が出来ます。
その他の機能
- 各項目のみ(作用力算定だけ、梁の設計だけなど)の入力や出力ができます。
- 状態図の寸法値を変更すれば形状入力値に反映されます。
- 入力に合わせた状態図、組立筋図の画面描画ができます。
- 鉄筋図の出力が可能です。