機能および制限
安定計算
- 基礎の条件は以下の通りです。
・支持地盤・・・・・・・・・水平地盤及び傾斜地盤
・基礎形式・・・・・・・・・置換コンクリート基礎及び平坦基礎
・荷重方向・・・・・・・・・断面方向及び奥行方向
・地盤傾斜方向・・・・・・・断面方向及び奥行方向
・傾斜地盤計算方法・・・・・地盤係数法及びNEXCOの方法
・構造形式・・・・・・・・・下部構造物及びその他構造物
- 荷重状態
・常時
・地震時(大地震時、中地震時)
・衝突時
・風時
・温度時
・フエンス荷重時
※R1建築基礎構造設計指針の場合は、常時・レベル1地震時・レベル2地震時のみ
- 限界状態(R1建築基礎構造設計指針のみ)
・使用限界状態
・損傷限界状態
・終局限界状態
- H29道路橋示方書
・照査内容
1)変位照査
2)耐荷照査
・基礎の条件
1)支持地盤・・・・・・・・・水平地盤
2)荷重方向・・・・・・・・・断面方向及び奥行方向
・安定条件
1)変位照査
・転倒抵抗照査
・水平抵抗照査
・地盤反力度照査
2)耐荷照査
・転倒抵抗照査
・水平抵抗照査
・鉛直支持力照査
※水平抵抗照査(滑動)においては、前面抵抗(受働土圧)は考慮する事はできません。
※耐荷照査の鉛直支持力照査では、支持地盤が「岩盤」の場合、「地盤反力度照査」に変わります。
・荷重状態
道路橋示方書に記載されている荷重組合せは以下の通りです。
1)永続作用支配状況
・D(死荷重)
2)変動作用支配状況
・D+L(活荷重)
・D+TH(温度変化による影響)
・D+TH+WS(風荷重)
・D+TH+WS+WL(風荷重)
・D+L+TH+WS+WL
・D+WS
・D+EQ(地震の影響)
・D+EQ+TH
※偶発作用支配状況については、対応しておりません。
地盤改良厚の計算
- 照査内容は以下の通りです。
・許容支持力度
・極限支持力
・地盤改良前の検討
・改良体設計基準強度の算定
・パンチング破壊の検討
- 荷重状態
・常時
・地震時(大地震時、中地震時)
・衝突時
・風時
・温度時
・フェンス荷重時
※R1建築基礎構造設計指針の場合は、常時・レベル1地震時・レベル2地震時のみ
- 限界状態(R1建築基礎構造設計指針のみ)
・使用限界状態
・損傷限界状態
・終局限界状態
- 荷重分散角を考慮する場合、「左側のみ」「右側のみ」「左右両側」から選択できます。
- 道路土工・水路工を選択した場合、作用力のモーメントMの入力で、「底版つま先周り」「底版中央周り」が選択できます。
- 許容支持力度計算で、計算結果画面より支持力係数を編集する事ができます。
- 任意位置の計算結果の詳細を出力することができます。
深層混合改良の計算
- 粘着力増加係数を考慮した計算に対応できます。
- 許容支持力度計算で、計算結果画面より支持力係数の編集できます。
- 「複合地盤としての極限鉛直支持力」及び「改良体1本当たりの極限鉛直支持力」で、周面摩擦力度τdiを考慮するかどうかの選択ができます。
また、周面摩擦力度τdiを考慮する場合は各層毎に入力できます。 - 2018年版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針に対応できます。
改定に伴う機能追加等は以下の通りです。- 液状化の検討結果を考慮した計算ができます。
「液状化の検討 Ver4.1 以降」のデータを基にした、深層混合改良のデータの新規作成ができます。
また、入力値による液状化層を考慮した計算を行うこともできます。 - 2層からなる地盤の鉛直支持力の計算に対応いたしました。
- 全層鉛直攪拌式混合工法(中層混合処理工法)の計算への対応として、改良体形状で「矩形」が選択できます。
- 杭形式での中地震時改良体分担荷重、大地震時改良体に作用する水平力Qu、の改定に対応いできます。
《建築基礎》
|
照査項目 |
鉛直支持力 |
水平抵抗力 |
荷 重 状 態 |
大地震時 (終局限界状態) |
・改良体の圧縮応力度が改良体の設計基準強度 ・基礎底面荷重が改良地盤の極限鉛直支持力 |
・改良体の転倒の検討 ・改良体せん断応力度が極限せん断応力度 ・改良体底面の滑動力が極限滑動抵抗力 |
中地震時 (損傷限界状態) |
・改良体の圧縮応力度が改良体の設計基準強度の2/3 ・基礎底面荷重が改良地盤の極限鉛直支持力の2/3 |
・改良体応力度 圧縮:改良体設計基準強度の2/3 引張り:圧縮応力度の20%かつ、200KN/m2 せん断:極限せん断応力度の2/3 |
常時 (使用限界状態) |
・改良体の圧縮応力度が改良体の設計基準強度の1/3 ・基礎底面荷重が改良地盤の極限鉛直支持力の1/3 |
- |
- 荷重状態
・常時(使用限界状態)
・中地震時(損傷限界状態)
・大地震時(終局限界状態) - 改良体形状
・円形形式
・矩形形式 - 配置方法
・接円形式
・ラップ形式
・杭形式 - その他
- 地盤ケースを改良体配置ごとに分けることが可能です。
- 各改良体配置をケースごとに分けることが可能です。
- 擁壁基礎等で偏土圧を考慮した計算(滑動、抜出し、地盤反力)
- 即時沈下量の計算
- すべり抵抗(常時:使用限界状態)、圧密沈下の検討はできません。
- 液状化を考慮した計算を行う事が可能です。
「液状化の検討Ver4.1以降」のデータから新規作成する方法と、入力値にて液状化層を設定する方法があります。
《深層混合処理工法設計・施工マニュアル》
擁壁基礎としての外部安定、内部安定の照査を行います。
- 荷重状態
・常時
・地震時 - 照査項目
・滑動
・転倒
・地盤反力(改良体直下、任意位置)および地盤支持力
・内部応力(改良体の圧縮応力) - 改良体形式
・杭形状式 - 配置方法
・接円形式
・ラップ形式 - 基礎形状
設計地盤面(背面側)・前面地盤面・改良体頭部・背面側水位・前面水位・上載荷重の各標高を入力
《深層混合処理工法設計・建築擁壁基礎》
偏土圧による改良地盤の滑動、抜出し、地盤反力の検討を行います。
- 荷重状態
・常時
・地震時 - 照査項目
・滑動
・抜出し
・地盤反力 - その他
「改良体形式」「配置方法」「基礎形状」「作用力」等の入力は「施行マニュアル」と同じです。
地盤種別の計算
- 照査内容は以下の通りです。
- 地盤の特性値TGに基づく地盤種別の判定
- 沖積層厚HAと洪積層厚HDによる地盤種別の判定