エクシードシリーズ

ブロック積擁壁の設計 Ver.8

ブロック積擁壁の設計 Ver.8

  • 概要・特徴
  • 機能・仕様
  • 価格・購入
ブロック積擁壁の設計

ブロック積擁壁の設計 Ver.8

ブロック積擁壁・大型ブロック積擁壁・混合擁壁と3種類の擁壁の設計を行うことができます。

Ver.8 リリース日:2024.9.2
Ver.8 改良内容
機能アップ履歴

システム概要

本システムは、ブロック積擁壁・大型ブロック積擁壁・混合擁壁と3種類の擁壁の設計を行う事ができます。
大型ブロック積擁壁については断面計算も行えます。

全体画像
全体画像
ブロック積擁壁 断面形状
ブロック積擁壁 断面形状
大型ブロック擁壁 断面形状
大型ブロック擁壁 断面形状
混合擁壁 断面形状
混合擁壁 断面形状
計算結果
計算結果
印刷プレビュー
印刷プレビュー
3次元構造図
3次元構造図
示力線図
示力線図
全体形状図
全体形状図
設計調書
設計調書
数量表
数量表
全体の安定計算
全体の安定計算

適用基準・参考文献

  • 道路土工 擁壁工指針  平成24年7月 (日本道路協会)
  • 盛土等防災マニュアルの解説  令和5年11月 (盛土等防災研究会)
  • 宅地防災マニュアルの解説(第三次改訂版)  令和4年2月 (宅地防災研究会)
  • 土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「農道」  令和6年3月 (農林水産省農村振興局)
  • 土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「水路工」平成26年3月(農業農村工学会)
  • 大型ブロック積擁壁設計・施工マニュアル  平成16年6月 (土木学会四国支部)
  • 土地改良事業標準設計図面集「擁壁工」利用の手引き 平成11年3月 (農林水産省構造改善局)

機能および制限

各擁壁と準拠指針の関係は次の通りです

  ブロック積擁壁 大型ブロック積擁壁 混合擁壁
道路土工 擁壁工指針
盛土等防災マニュアル
土地改良
大型ブロック積マニュアル
土地改良 利用の手引き

ブロック積擁壁

作用荷重

  • 荷重状態は次の通りです。
    常時(活荷重無視)、常時(活荷重考慮)、地震時(レベル1、2、大地震時、中地震時)、衝突時※1、風時※1、フェンス荷重時※2
    ※1 衝突時、風時は「道路土工 擁壁工指針」、「土地改良」の何れかを選択した場合有効となります。
    ※2 フェンス荷重時は「盛土等防災マニュアル」を選択した場合のみ有効となります。
  • 各荷重ケースについて浮力考慮・無視並びに揚圧力考慮・無視が計算できます。
  • 計算できるケースは12ケースまでできます。
  • 土圧の計算方法は、準拠指針ごとに次の通りです。
    ・道路土工 擁壁工指針・・・・・試行くさび法又はクーロン土圧
    ・盛土等防災マニュアル・・・・・・試行くさび法又はクーロン土圧
    ・土地改良・・・・・・・・・・・クーロン土圧
  • 設計に用いる土圧・水圧分布形状は次の3種類から選択することができます。
    ①土圧のみ ②土圧+水圧(背面) ③土圧+水圧(背面・前面)
  • 前面水位が背面の地下水位より高い場合の計算もできます。
  • 任意荷重は、集中荷重およびモーメント荷重のみ対応できます。
  • 地震時土圧の考え方は以下のようになります。
  道路土工擁壁工指針
土地改良
盛土等防災マニュアル
地震時土圧 慣性力 前載土
躯 体 ×
地震時土圧
上載荷重(活荷重) × ×
上載荷重(死荷重)
常時土圧 慣性力 前載土
躯 体
常時土圧
上載荷重(活荷重) × ×
上載荷重(死荷重)

*前載土△:ユーザ判断となります。

  • 「土地改良」選択時の上載荷重の換算方法は、「農道の方法」・「水路工の方法」から選択となります。
  • 「農道の方法」を選択された場合、「盛土換算等分布荷重」を考慮するか、しないかの選択ができます。また、「水路工の方法」を選択された場合、「盛土高H0」を考慮するかしないかの選択ができます。
  • 嵩上げ盛土高比を考慮できます。

安定計算

  • 転倒、滑動、支持地盤の支持力に対する照査を行います。また地盤の許容支持力度を計算で求めることができます。
  • 転倒に対する照査は選択となり、準拠指針ごとに以下の通りです。
    ・道路土工 擁壁工指針・・・・・示力線・偏心距離・偏心距離と安全率・安全率
    ・盛土等防災マニュアル・・・・・示力線・偏心距離・偏心距離と安全率・安全率
    ・土地改良・・・・・・・・・・・示力線
  • 転倒照査で偏心距離による照査を行う場合、照査対象の距離を「e(底版中心)」「d(つま先)」より選択できます。
  • 滑動に対する照査は選択となります。(「道路土工 擁壁工指針」の照査に準じます)
  • 支持に対する照査は、地盤反力度に対して行います。
  • 「土地改良」選択時には、ブロック積の限界高さを計算することができます。
  • 安定条件の安全率(転倒・滑動・支持)を各ケースごとに直接入力できます。
  • 底面傾斜を考慮した滑動照査ができます。

大型ブロック積擁壁

大型ブロック積擁壁設計・施工マニュアル(土木学会四国支部)に準拠しています

形式

  • 構造形式について
    「道路土工 擁壁工指針」を選択した場合は、「通常ブロック積擁壁に準じる」及び「もたれ式擁壁に準じる」の2つから選択できます。「大型ブロック積マニュアル」では、構造形式の選択はございません。
  • ブロック設置について
    「大型ブロック積マニュアル」では、ブロックの設置を「水平設置」、「斜め設置」の2通りから選択できます。
    「道路土工 擁壁工指針」は、「水平設置」のみとしています。また、段数は1段のみとしています。

作用荷重

  • 荷重状態は次の通りです。
    常時(活荷重無視)、常時(活荷重考慮)、地震時(レベル1、2)、衝突時、風時
  • 計算できるケースは12ケースまで可能です。
  • 土圧の計算方法は、準拠指針ごとに次の通りです。
    ・道路土工 擁壁工指針・・・・・試行くさび法又はクーロン土圧
    ・大型ブロック積マニュアル・・・試行くさび法
  • 設計に用いる土圧・水圧分布形状は次の3種類から選択することができます。
    ①土圧のみ ②土圧+水圧(背面) ③土圧+水圧(背面・前面)
  • 任意荷重は、集中荷重およびモーメント荷重のみ有効です。
  • 控え長の異なるブロックを用いた場合の仮想壁面は、下図の『方法a』又は『方法b』からの選択となります。
    (「大型ブロック積マニュアル」を選択時のみ有効)
  • 嵩上げ盛土高比を考慮できます。
  • 雪荷重を考慮できます。自動車荷重と組み合わせる場合も考慮できます。

安定計算

  • 転倒、滑動、支持地盤の支持力に対する照査を行います。また地盤の許容支持力度を計算で求めることができます。
  • 転倒に対する照査は選択となり、準拠指針ごとに以下の通りです。
    ・道路土工 擁壁工指針・・・・・偏心距離・偏心距離と安全率・安全率
    ・大型ブロック積マニュアル・・・安全率
  • 「道路土工 擁壁工指針」選択時に転倒照査で偏心距離による照査を行う場合、照査対象の距離を「e(底版中心)」「d(つま先)」より選択できます。
  • 滑動に対する安定照査は選択となります。前面の受働土圧を考慮できます。
  • 「大型ブロック積マニュアル」選択時の控え長の異なるブロックを用いた場合、断面変化位置での安定性の照査(転倒・滑動)を行います。
  • 地盤反力度の算出について
     「大型ブロック積マニュアル」選択時は、「地盤係数法」、「簡便法:切土擁壁」から選択になります。
     「道路土工 擁壁工指針」及び「もたれ式擁壁に準じる」場合を選択された時は、「地盤係数法」、「簡便法」からの選択となります。「通常ブロック積擁壁に準じる」場合を選択された場合は、ブロック積擁壁と同様です。
  • 「大型ブロック積マニュアル」選択時の盛土部擁壁で、その背後が車道の場合(嵩上げ盛土が無い場合)は必要控長及び最大地盤反力度を算出します。
  • 安定条件の安全率(転倒・滑動・支持)を各ケースごとに直接入力できます。
  • 「大型ブロック積マニュアル」選択時には、ガードレール基礎の設計を行うことができます。

断面計算

  • 躯体の断面力算出では、自重、地震時慣性力、主働土圧、壁面の地盤反力などの荷重を考慮します。「道路土工 擁壁工指針」及び「もたれ式擁壁に準じる」を選択された場合は、躯体の断面計算を行います。但し、「通常ブロック積擁壁に準じる」を選択された場合は、安定計算のみです。

混合擁壁

混合擁壁は、上部(ブロック積部)と下部(重力式部)についてそれぞれ計算を行います。
上部(ブロック積部)は、示力線による転倒の照査を下部(重力式部)は、転倒・滑動・支持に対する照査を行います。

作用荷重

  • 荷重状態は次の通りです。
    常時(活荷重無視)、常時(活荷重考慮)、地震時(レベル1、2)、衝突時※3、風時※3
    ※3 衝突時、風時は「道路土工 擁壁工指針」のみ有効となります。
  • 計算できるケースは12ケースまで可能です。
  • 土圧の計算方法は、準拠指針ごとに次の通りです。
    ・道路土工 擁壁工指針・・・・・試行くさび法又はクーロン土圧
    ・土地改良利用の手引き・・・・・試行くさび法又はクーロン土圧
  • 設計に用いる土圧・水圧分布形状は次の3種類から選択することができます。
    ①土圧のみ ②土圧+水圧(背面) ③土圧+水圧(背面・前面)
  • 任意荷重は、集中荷重およびモーメント荷重のみ有効です。
  • 土圧を無視する高さを考慮することができます。
  • 「土地改良利用の手引き」選択時の上載荷重の換算方法は、「利用の手引き」、「水路工の方法」から選択となります。
  • 下部(重力式部)に作用する土圧は、折れ曲がり壁に作用する土圧公式から算定します。
  • 嵩上げ盛土高比を考慮できます。
  • 下部(重力式擁壁部)を斜めにすることができます。
  • 雪荷重を考慮できます。自動車荷重と組み合わせる場合も考慮できます。

安定計算

  • 上部(ブロック積部)は、示力線による転倒の照査を選択出来ます。
  • 「土地改良 利用の手引き」選択時には、ブロック積の限界高さを計算することができます。
  • 下部(重力式部)は、転倒・滑動・支持に対する照査を行います。
  • 滑動に対する照査は選択となります。前面の受働土圧を考慮できます。
  • 下部の重力式擁壁に突起を考慮することができます。
  • 安定条件の安全率(転倒・滑動・支持)を各ケースごとに直接入力できます。

突起の設計

  • 計算できるケースは12ケースまで可能です。

全体安定計算

適用基準

  • 道路土工 切土工・斜面安定工指針  平成21年6月 (日本道路協会)
  • 道路土工 盛土工指針  平成22年4月 (日本道路協会)
  • 道路土工 軟弱地盤対策工指針  平成24年8月 (日本道路協会)
  • 宅地防災マニュアルの解説(第二次改訂版)  平成19年12月 (宅地防災研究会)
  • 建設省河川砂防基準(案)同解説 設計編[Ⅰ]  平成 9年10月 (日本河川協会)
  • 土地改良事業計画設計基準 設計 ダム 技術書[フィルダム編]  平成15年 4月 (農水省農村振興局)
  • 設計要領 第1集 土工編  平成26年 7月 (東・中・西日本高速道路株式会社)
  • 土質工学ハンドブック  平成3年 10月 (土質工学会)

全体安定計算

  • 全体安定計算としての円弧すべりの計算が行えます。
  • 最小安全率、必要抑止力の計算を行います。
  • 擁壁の断面形状、背面盛土、切土形状、前載土砂高を連動できます。
  • 「円弧すべり」、「直線すべり」、「折れ線すべり」に対応しています。
  • 上流、下流側の2つのすべり面を同時に計算することができます。

価格

ブロック積擁壁の設計 Ver.8 

新規購入費 
(初年度サブスクリプション費用含む)
198,000円(税込)
サブスクリプション費用(2年目以降) 49,500円(税込) 年単位でのご契約
サブスクリプション制度とは
短期レンタル(1ヵ月間) 99,000円(税込)

擁壁セット

まとめてご購入いただいた場合、セット価格にてご提供できます。

擁壁セット

330,000円(税込)

片持ばり式擁壁の設計』【198,000円(税込)】

重力式擁壁の設計』 【132,000円(税込)】

もたれ式擁壁の設計』 【198,000円(税込)】

『ブロック積擁壁の設計』 【198,000円(税込)】

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