
※Light版はCAD部分の機能を取り除いた商品です。
定価 | 200,000円(税抜) | |
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定価/Light版 | 100,000円(税抜) | |
短期レンタル (単品) | 38,000円(税抜)/月 | |
ダウンロード | 体験版/出力例 | |
製品購入 | ネット購入/FAX申込 | |
Light版 | ネット購入/FAX申込 | |
カタログ | P34_haisui ※電子カタログに移動します |
製品概要
システム概要
本システムは、地形データを取り込み、集水区域の設定により集水面積及び流路長を算出し、または直接入力することで、雨水流出量の計算を行います。
この流出量をもとに各流域での排水断面を設定し、通水量の判定を行います。
ほかに道路横断排水として「カルバート断面の通水」の検討、「排水ます設置間隔」の検討、「地下排水量」の計算を行うことができます。
※「Light版」は、地形データの読込みによる集水区域のプロット点及び流路長のプロット点による設定機能がありません。
パフォーマンス
CADデータ(DXF,DWG)の地形データを取込み、地形平面図上で集水区域を区域ごとにプロット点で設定でき、その区域ごとの流路長(流下時間t2を求めるための流路長L2)もあわせてプロット点で設定することができます。
「流域形状」⇒「流出量」⇒「通水量」と、次の計算に必要となるデータを予め反映させることができます。
また、これらの計算機能は、それぞれ個別に使用することもできます。
適用基準・参考文献
適用基準
- 道路土工要綱(平成21年度版)
平成21年6月 (日本道路協会) - 土地改良事業計画設計基準 設計「農道」
平成17年3月 (農業土木学会) - 下水道施設計画・設計指針と解説
平成21年 (日本下水道協会) - 設計要領 第一集 土工【保全編】【建設編】
令和2年7月 (東・中・西日本高速道路株式会社)
参考文献
- 道路土工 排水工指針
昭和62年6月 (日本道路協会) - 宅地防災マニュアルの解説(第二改訂版)
平成19年12月 (宅地防災研究会) - 道路土工 カルバート工指針(平成21年度版)
平成22年3月 (日本道路協会)
機能および制限
流域形状 ※「Light版」は除く
- 地形ファイル
CADデータ(DXF、DWG)やラスターデータを取込むことができます。 - 流域区分
流域の区分は500分割までとし、各流域のプロット点は50点までとしています。
- 流路長
各流域に対し1つの流路長を設定することができます。
また、流路長を0とすることも可能です。
※流路長は流下時間t2を求めるための流路長L2を対象とします。流入時間t1を求めるための流路長L1は入力となります。
雨水流出量の計算
- 雨水流出量の算定式は次の通りです。
- 合理式(ラショナル式)
- 実験式(ビルクリー式)
- 実験式(ブリックス式)
- 流入時間の算定式は次の通りです。
- ルチハ式
- カーベイ式
- Kirpich式
- Izzard式
- Kinematic wave式
- 末石式
- 任意入力
- 流下時間の算定式は次の通りです。
- 等流流速法(マニング流速式)
- ルチハ式
- クラーベン式
- 流速入力式
- 任意入力
- 流達時間の算定式は次の通りです。
- 土木研究所による式(都市流域、自然流域)
- 角屋・福島式
- 降雨強度は下記の方式に基づいて算出します。
- 近傍観測所の確率降雨強度式
- タルボット式
- シャーマン式
- 久野・石黒式
- クリーブランド式
- 君島式
- 標準降雨強度図
- 特性係数法
- CaseⅠ
- CaseⅡ
- CaseⅢ
- クリーブランド式
- 君島式
- 特性係数法の類似方法
- 近傍観測所の確率降雨強度式
- 基本データ入力
- 降雨強度式の選択
- 計算結果(雨水流出量)
- 計算結果(流達時間)
断面の通水能力計算
- 流速計算は「マニング式」「クッター式」より選択できます。
- 排水断面
断面形状は、下記の断面に対応しています。- 台形断面
- 複断面(下部台形、下部U形水路底面ハンチ、下部U形水路底面R形状、下部U形水路隅角部R形状)(計算方法として、2断面分割、全断面より選択)
- 任意形断面
- 矩形断面(ハンチ形状、隅角部r形状、インバート)
- 円形断面
- 標準馬蹄形
- 任意馬蹄形
- ホロ型(Ⅰ)断面
- ホロ型(Ⅱ)断面
- U形断面(隅角部r形状、ハンチ形状、底面R形状)
- 二次放物線形断面
- 卵形管
- 自由勾配側溝
- L型断面
- 三角形断面
- ロードガッタ
- DO管断面
- 計算結果
カルバート通水断面の検討
排水ますの設置間隔
地下排水量の計算
登録断面
- 登録断面機能にて予め排水断面を登録しておくことで、「流出量」「通水量」「カルバート通水」のデータ入力時に断面を呼び出すことができます。
- 登録できる断面は以下の通りです。
- 矩形(ハンチ、r形状、インバート)
- 円形
- 標準馬蹄
- 任意馬蹄
- ホロ(Ⅰ)
- ホロ(Ⅱ)
- U形(r、ハンチ、底面R)
- U形(U字溝、ベンチフリューム)
- 自由勾配側溝
- ロードガッタ
- DO管
- 卵形管
その他
- 出力帳票は「出力ツールVer.3」(別売り)の設計によりMicrosoft Word・Microsoft Excelのファイル変換ができます。
- 「流水量」「通水量」の各計算結果一覧表をExcelに出力します。
前バージョンからの強化機能
- CADデータ(DXF,DWG)の地形データから、集水区域ごとのプロット点の設定機能に加えて、集水区域ごとの流路長(流下時間(t2)を求めるための流路長(L2))もあわせてプロット点で設定することが可能となりました。※「Light版」(CAD部分の機能なし)は除く
- 流出量の計算において、集水区域ごとに個別に「流入時間(t1)」と「流下時間(t2)」の直接入力が可能となりました。
- 降雨強度「任意入力」においても、「割増係数」の設定が可能となりました。
- 降雨強度式の名称が入力設定できるようになりました。
動作環境
- OS
Windows 8.1・10 - プロテクト
USB