かご工・平張工の設計 Ver.5の改良内容
1.「自立式」「もたれ式」の積み型式の選択に対応しました。
<じゃかご工法の手引きと解説(R4.10)に対応>
※かご工の設計、かごマットの設計(多段積工法)に追加。
①安定計算
積み型式の選択で、安定計算の設定が変わります。
・合力作用位置は、「もたれ式」の場合には「d(つま先)」、「自立式」の場合には「e(底版中心」に自動設定されます。
・地盤反力の計算方法は、「もたれ式」の場合には「簡便法併用」、「自立式」の場合には「台形、三角形分布」に自動設定されます。
②「自立式」の形状入力
前面勾配と背面勾配が異なる形状の設計が可能です。
かご段数、かご天端幅、かご単体高さ、前面勾配をそれぞれ入力することで、背面勾配又は底面幅を自動計算することができます。
2.荷重ケースが設定できるようになりました。
※かご工の設計、かごマットの設計(多段積工法)に追加。
①各ケースで以下の設定が可能です。(最大10ケース)
・常時/地震時の選択
・水位あり/なしの選択
・作用土圧(常時土圧/地震時土圧)の選択
・地震時慣性力あり/なしの選択
・上載荷重あり/なしの選択
・その他荷重の選択
②ケース一括作成を行うことが出来ます。
③計算結果画面では、設定内容と計算結果が並んだ状態で、内容を確認できます。
(作用力・安定計算)
④計算書にケース毎の詳細が出力されます。
設計条件、計算結果一覧(安定計算)では各ケースの内容が表出力されます。
結果詳細では、土圧・水圧、作用力の集計、安定計算がケース毎に詳細内容が出力されます。
3. かさ上げ盛土高比を考慮した計算が行えるようになりました。
※かご工の設計、かごマットの設計(多段積工法)に追加。
背面形状入力画面の「かさ上げ盛土高比を考慮する」にチェックを入れ、台形盛土の寸法を入力することで設定できます。