「ブロック積擁壁の設計 Ver.8」「ブロック積擁壁の設計 Ver.8(Light版)」をリリースしました

ブロック積擁壁の設計 Ver.8の改良内容

※(Light版)は、「ブロック積擁壁の設計」のみが対象となります。

1.「盛土等防災マニュアルの解説(R 5.11)」及び
「宅地防災マニュアル(第三次改訂版)の解説(R4.2)」に対応

【主な改定内容】
地盤反力度の算出について、以下の条件の記述が無くなり、当該条件下では道路土工指針等と同じ一般的計算式でq1を求めるよう改定されました。

※[第二次改訂版]宅地防災マニュアルの解説[Ⅰ] P.327より抜粋

2.「土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「農道」(R6.3)」に対応

【主な改定内容】
前輪荷重に関する記載が追加されたため、衝突荷重を考慮する場合に前輪荷重の設定が可能となる様に制御を変更しました。

3. ブロック積擁壁の設計機能に関する改良

転倒照査方法を「示力線法」/「偏心距離」/「偏心距離と安全率」/「安全率」から自由に選択できるように改良しました。
※ただし、「土地改良」選択時は「示力線法」のみ有効となります。

また、「偏心距離」または「偏心距離と安全率」を選択時は、偏心照査の対象とする距離を「e(底版中心)」「d(つま先)」から選択できる様に改良しました。

[e(底版中心)を選択した場合]
底版中心からの偏心距離eで、B/n範囲内となるかの照査を行います。
[d(つま先) を選択した場合]
つま先(前面端部)から荷重の合力の作用位置までの距離dで、B/nより後方となるかの 照査を行います。

4. 大型ブロック積擁壁の設計機能に関する改良

「道路土工擁壁工指針(もたれ式擁壁に準じる)」では、転倒照査に対して「安全率」の選択肢を追加しました。
これより、転倒に対して「偏心距離」/「偏心距離と安全率」/「安全率」から自由に選択できるように改良しました。

準拠指針を「道路土工 擁壁工指針」、「転倒に対して」を「偏心距離」または「偏心距離と安全率」を選択した場合に、偏心照査の対象とする距離を「e(底版中心)」または「d(つま先)」より選択できる様に改良しました。

[e(底版中心)を選択した場合]
底版中心からの偏心距離eで、B/n範囲内となるかの照査を行います。
[d(つま先) を選択した場合]
つま先(前面端部)から荷重の合力の作用位置までの距離dで、B/nより後方となるかの 照査を行います。

※「大型ブロック積擁壁設計・施工マニュアル H16.6 土木学会四国支部」選択時の機能については変更ありません。
※「土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「農道」(R6.3)」の改定に関する対応は、ブロック積擁壁のみを対象としているため、大型ブロック積擁壁・混合擁壁では、準拠基準として「土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「農道」(R6.3)」の選択はできません。
※混合擁壁の設計の機能変更はありません。

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