「落石防護擁壁の設計Ver.5」をリリースしました

落石防護擁壁の設計Ver.5の改良内容

1.新UI(ユーザーインターフェース)を導入しました

新UIこだわりのPointは3つです。詳細は>>https://www.sogonet.co.jp/specialfeature/
Point1:操作性にこだわった画面デザイン
Point2:わかりやすさにこだわったヘルプ・マニュアル
Point3:見やすさにこだわった計算書

【入力画面】
入力途中で形状などの確認もできます。



【設計条件一覧】
未入力項目があった場合には画面右端の「設計条件一覧」で確認できます。

2.「もたれ式擁壁」形式で鉄筋コンクリート構造としての計算が可能になりました

これまでは「もたれ式擁壁」は無筋コンクリート構造のみ対応していましたが、今回のバージョンからは鉄筋コンクリート構造での計算にも対応しました。

3.堆積土+落石荷重(防護柵衝突)、落石吸収エネルギー検討のみに対応しました

崩壊土砂が堆積した状態で、落石が防護柵に衝突するケースの検討ができるようになりました。
また、これまでは落石が擁壁に衝突する場合に限定して「落石吸収エネルギー」の検討を行っていましたが、本バージョンからは落石吸収エネルギーの検討のみを単独で行うこともできるようになりました。

4.盛土部擁壁としての計算ができるようになりました

これまでは切土法面を考慮した切土部擁壁としての計算のみ対応していましたが、本バージョンから盛土部擁壁としての計算もできるようになりました。

5.かさ上げ盛土高比を考慮した土圧計算に対応しました

かさ上げ盛土高H1/擁壁高が1を超える場合でも、擁壁高H+かさ上げ盛土高H1が15mまでは、かさ上げ盛土高比(H1/H)を1とみなして土圧計算を行うことができるようになりました。
ただし、盛土部擁壁(切土部擁壁は不可)で、背面土砂形状を台形盛土形状とした場合のみ有効です。


6.前背面で水位が異なる際の躯体に作用する浮力の算定方法を追加しました

前背面で水位が異なる場合、これまでのバージョンでは高い方の水位を用いて躯体に作用する浮力の計算を行っていましたが、本バージョンから「高い位置」、「低い位置」、「平均位置」から選択できるようになりました。
※前背面の水位が同じ場合は、どの算定位置を選択しても結果に違いはありません。

7.土圧計算時のすべり面の開始位置の選択が可能になりました

前片持ちばり式の逆L型および、重力式、もたれ式の定型擁壁において、試行くさび法による土圧計算におけるすべり線の開始位置が選択できるようになりました。




8.各部材の材料特性値の編集が可能になりました

前無筋コンクリート、鉄筋コンクリート、および鉄筋の許容応力度などの特性値を追加・変更できるようになりました。

9.部材の任意照査位置ごとに曲げ、せん断照査の有無が選択可能になりました

竪壁、つま先版、かかと版部材の任意照査位置の設定で、曲げ照査、せん断照査の計算の有無をそれぞれ設定できるようになりました。
※片持ちばり式の底版部材検討におけるh/2の位置についても同様に選択が可能です。

10.防護柵支柱の鋼材に関する入力値について、鋼材の選択より自動設定できるようになりました

竪壁、つま防護柵の吸収エネルギー計算に用いるフランジ幅やフランジ高など、防護柵支柱の各種定数を、鋼材の選択によって自動的に設定できるようになりました。

11.「任意荷重」入力を改善しました

「任意荷重」の入力画面に、入力状況が確認できる図を追加いたしました。


また、入力参考図を「集中荷重」「分布荷重」「モーメント荷重」で分けて表示するように変更いたしました。

12.荷重組合せケースを改善しました

これまでのバージョンでは、常時、地震時、堆積時の様に固定のパターンの計算しかできませんでしたが、本バージョンから各種荷重や条件を自由に設定し、ユーザー独自の荷重ケースにて計算できるようになりました。
※左上の「Case一括作成」ボタンより、これまでの固定パターンの設定も可能です。


13.面積算出方法を変更しました

自重や浮力の計算における断面積の算出方法を、これまでの分割法から座標値法に変更しました。
計算に使用した座標値は出力されるため、座標値法の計算式を組み込んだExcelなどを用意すれば、簡単に検算を行うことができます。

14.出力仕様を見直しました

土圧計算時の土圧分布グラフの追加など、視覚的に理解しやすくなるよう、出力項目や表記を見直しました。

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