「斜面の安定計算 Ver.9」をリリースしました。

斜面の安定計算 Ver.9の改良内容

1.盛土等防災マニュアルへ対応しました

すべり面形状ごとに選択可能な解析式が追加されました。

【円弧すべり】
 

  • Fellenius法(全応力法):解析式No.2
  • Fellenius法(有効応力法):解析式No.3
  • 修正Fellenius法(全応力法):解析式No.5
  • 修正Fellenius法(有効応力法):解析式No.9
  • 修正Fellenius法 過剰間隙水圧を考慮した安定計算(全応力法):解析式No.12

【谷埋め型大規模造成盛土の安定計算】
※②複合(円-直線-円、円-直線、直線-円)、 ③複合(円-円)、 ⑤折れ線
   

  • (有効応力法):解析式No.16(折れ線:No.10)
  • (全応力法):解析式No.17(折れ線:No.11)

※上記2式に示す滑り面上の摩擦抵抗力の項において、それぞれ有効重量を用いる場合

  • (有効応力法):解析式No.14(折れ線:No.8)
  • (全応力法):解析式No.15(折れ線:No.9)

2.採石技術指導基準書へ対応しました

すべり面形状「①円弧すべり」に選択可能な解析式が追加されました。

3.土地改良事業設計指針「農地地すべり防止対策」へ対応しました

解析式はFellenius法となります。

4.「分割片の詳細結果」はA3用紙サイズで出力するように改善しました。
5.「分割片の詳細結果」の結果表の偶数行、奇数行で色分けしました。

用紙サイズを大きくして、既定のフォントサイズを10.5ptに拡大しました。
また、結果表の偶数行、奇数行の背景色を色分け表示するようにしました。
これにより、出力内容が以前より確認しやすくなりました。

6.計算結果図のメッシュの安全率のフォントサイズを変更できるようにしました。
7.計算結果図のメッシュの安全率が必要安全率以下になった場合は赤色表示するようにしました。

フォントサイズは作図オプションより設定することが可能です。

8.計算結果図の計算結果表に表示する結果を選択可能にしました。

これまでは選択したすべり面のうち、最大5行が表示されていましたが、表示対象を選択する事が可能になりました。
設定は作図オプションより、「最小安全率、最大抑止力、その他」より選択することが可能です。

9.計算結果図の土質条件表に水平震度(鉛直深度)の表示を選択可能にしました。

  • 設定は「土質情報の入力」画面において選択することが可能です。

10.安定計算で、不要なすべり線を削除する機能を追加しました。

不要なすべり線とは、円弧のすべり線が地中の途中で止まった場合のすべり線となります。
設定は「面定義」より削除するかどうか選択する事が可能です。

【不要なすべり線の例】

11.データファイルの自動保存機能を追加しました。

一定時間ごとにデータファイルを自動的に上書き保存する自動保存機能を追加しました。
メニューバーよりON/OFFを切り替えます。

また、自動保存の保存間隔は初期設定画面より設定することが可能です。

12.ブロック取込時のDXF形式について、2004より新しい形式でも取込可能となるよう改善しました。

13.「堤体の安定計算」入力データを相互に読み込み可能になりました。

地盤データファイルのインポート/エクスポート機能により、「堤体の安定計算」と入力データを相互に読み込み可能になりました。

インポート/エクスポート機能はファイルメニューより選択できます。

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