落差工の設計[床止め機能版] Ver.4 改良内容
- 床止め形式「緩傾斜型」の落差工の設計が行えるようになりました。
① 基本条件
緩傾斜型の設計では、本体の安定計算・護床工の設計・しゃ水工の設計を設定することが出来ます。
尚、緩傾斜型の本体は、地盤上に布設する構造であることから、部材に生じる曲げ応力度及びせん断応力度は過小とみなされるため、部材計算は行いません。
② ケース設定
緩傾斜型の設計では、他の構造形式同様に5ケースの設定が可能です。
③ 摩擦損失水頭の範囲
緩傾斜型の設計では、摩擦損失水頭の範囲を、「傾斜部のみ」、「傾斜部+天端」から選択可能です。
④ 形状入力
緩傾斜型の設計では、形状入力を行えば、「断面図表示」ボタンより直ちに断面形状図を確認することができます。(※直壁一体型及び直壁分離型では、水叩き寸法を計算にて決定する機能を有するため、断面形状図は計算実行後の確認となります。
⑤ 本体下流端水深の計算
緩傾斜型の設計では、「床止めの構造設計手引き」 (平成10年12月)に準拠した本体下流端水深の計算、出力を行います。 - 補助構造物による強制跳水の計算機能を追加しました。
下流側護床工に補助構造物(エンドシル、段上がり)を設けたときの強制跳水の計算が可能です。
① 補助構造物は「エンドシル」「段上がり」から選択可能です。
② 「床止めの構造設計手引き」 (平成10年12月)に準拠し、以下の計算に対応しています。
・護床工A区間の計算、出力を行います。
・構造物(エンドシル、段上がり)の高さW、抗力Pを計算、出力を行います。
・跳水終了水深の計算、出力を行います。