Question [No.202790]
「圧力流れの計算」の根拠となる基準書等を教えて。一般的な管路の計算は、本製品の「圧力流れの計算」で計算可能という判断でよいのか。
シリーズ:エクシード
製品: 不等流の計算
カテゴリー:機能、仕様の確認
更新: 2024年06月26日
Answer
「河川砂防技術基準」「水理公式集」「土地改良(水路工)」等の拠り所の基準はありますが、 基本的な計算方法は一般的な水理学にある「連続の式」と「エネルギー保存則」から導かれるベルヌーイ定理による不等流計算での計算方法となっています。これは、開水路の計算、暗渠管での圧力流れの計算とも同様です。
管の流れ(圧力流れ)は、通常、圧力水頭を管の中心軸から動水勾配線までの高さとし、管の中心軸の高さを位置水頭として表していますが、 本製品では、開水路計算の水路床高(位置水頭)と連続性をとる必要があることから、圧力水頭は、便宜上、管底からの高さとして表しています。 ただし、動水勾配線は、エネルギー線から速度水頭分を引いた高さでみていることから、水路床高と圧力水頭の内訳が異なるだけで、動水勾配線の位置自体は同じとなります。 したがって、「圧力流れの計算」を管路の計算として使用していただいてかまいません。