Question [No.201100A]

「流下能力計算」を「不等流計算により行う」とした場合、「流量設定」で「5ケース以上」の流量を入力する理由を教えて。 河川の設計対象区間の流下能力を知りたいため、「流下能力計算」で計算しようとしている。

Answer

流下能力計算で「5ケース以上」の流量設定の目的は、測点ごとの断面で作成されるH-Q曲線関数のプロット点を決めるための、変数値にすぎません。 

最も注意していただきたいことは、 現況河川のある設計範囲での流下能力(ある流量を流したときにどこかで越流してしまう限界の流量)を知りたい場合、この「流下能力計算」機能では目的の結果が得られません。

「流下能力計算」は、あくまでH-Q曲線(最小二乗法による補間関数)による断面ごとに独立した推定の流量にすぎません。 河川の設計対象区間の流下能力を知りたい場合は、設定流量を都度変化させながら計算区間内で越流しないぎりぎりの流量を見つけだすトライアル計算が必要となります。

その際、仮想堤防高を「設定する」としておけば計算が中断しません。


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