Question [No.202205]
計算実行後に表示される「計算が収束しないため、限界水深に置き換えます」のメッセージの意味を教えて。
シリーズ：エクシード
製品： 不等流の計算
タグ： 射流
、常流
、混在計算
、計算が収束しない
、限界水深
カテゴリー：土木技術の考え方・プログラムの考え方
更新： 2024年03月06日
Answer
このメッセージは、水理理論上、前の測点と次の測点の間で水面が連続していないため、計算を続けて行えないことを表しています。（計算不良によるエラー表示ではありません）
具体的には、落差や急勾配によって生じる跳水現象などがその代表的な例と言えますが、それ以外にも水面が不連続となる要因はあります。 どんなモデルでも射流・常流の混在計算に対応できるものではなく、水面が複雑に変化するような計算では、ある測点の水深がそのあとの断面に影響し、計算目的としない水面形で計算を進めてしまうことがあります。このような場合は、ある支配断面（限界水深の生じる測点）などを区切りに、上下流で計算を分ける（計算ファイルを分ける）ことが必要な場合もあります。
