Question [No.FTR004]

計算書に記載されている不等流の計算式は、2測点ごとに分けて右辺(Φ式)と左辺(Ψ式)で表されていますが、摩擦損失水頭hfの項が両辺に含まれています。通常、よく見る不等流の計算式では、下流側などいずれか一方の辺だけに摩擦損失水頭hfがあるものですが、この違いを教えて。

Answer

まず、不等流計算の摩擦損失水頭hfは上下流測点の2断面の平均値を用います。計算書に記載されている計算式は、この平均摩擦損失水頭の式を分解して、各測点ごとの計算項にまとめているにすぎません。このように分解して右辺(Φ式)と左辺(Ψ式)に振り分けているのは、逐次計算法による収束計算をやりやすくするための数学的手法とご理解ください。


よく閲覧されるご質問


参考になりましたか?