Question [No.DN004]

最小土圧(Pa=0.3∑γ・h等)は、どのようなときに適用されるのか教えて。

Answer

主働側土圧の計算で、地盤面層の土質が粘性土の場合に必要に応じて、最小土圧(Pa=0.3∑γ・h等)が適用されます。理由は以下の通りです。

粘性土は、通常は粘着力cが土質性状として存在しますが、粘着力cは主働土圧の抵抗力として働いてしまう性質があることから、cの値が大きいほど主働土圧は小さくなっていき、条件によっては負の土圧となってしまう場合もあります。この場合、土留め壁の安全側の設計計算が成立しないため、各指針では便宜上、粘性土の場合は砂質土とみなし、最小土圧(Pa=0.3∑γ・h等)の砂質土での土圧計算式に置換えて計算するように定められています。

 


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