Question [No.210163]
河川で途中合流により流量が大きく変わるモデルで不等流計算をしていますが、上流側の流量が小さい区間の方が、下流側の流量が大きい区間よりも水深が高くなる。理由を教えて。
シリーズ:エクシード
製品: 不等流の計算
カテゴリー:土木技術の考え方・プログラムの考え方
更新: 2024年03月06日
Answer
常流の場合において、上流側も下流側からのバック水位の影響を受けているためと思われます。そのような状況で、上流側区間の流量が小さい場合は、上流側の流速が下流側に比べて小さくなります。
一般的に、ベルヌーイの不等流計算の考え方では、流速が小さい場合は速度水頭hvが下がるのに対して、位置水頭(開水路の場合は水深にあたる)が大きくなる傾向にあります。 今回の要因は一つには限定できませんが、上流区間の方が下流区間より流量の方が小さいのに水深が大きくなるのは、上記のことも要因になっていると考えられます。