Question [No.222164]

すべり面形状によって、同じ計算式(修正フェレニウス)を選択しているのにも関わらず、過剰間隙水圧が有効になったり無効になったりする理由を教えて。(①円弧すべりでは有効になるが、⑤折れ線では無効)

Answer

過剰間隙水圧の件について 当初、旧指針「道路土工:のり面工・斜面安定工指針」の円弧すべりで、「過剰間隙水圧ur」を考慮するようにしていました。

道路土工の改定より、「修正Fellenius法 道路土工:切土工・斜面安定工指針」、「修正Fellenius法 道路土工:盛土工指針」に「過剰間隙水圧ur」を考慮するようにしました。

「直線すべり」、「折れ線すべり」については、要望として「修正Fellenius法(有効応力法)」を追加した経緯があります。

これはあくまでも、「道路土工」としており、「直線すべり」、「折れ線すべり」等の学術系(土質工学ハンドブック)には「過剰間隙水圧ur」の記載はありません。

従って、「直線すべり」、「折れ線すべり」での「過剰間隙水圧ur」は無効です。


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