Question [No.54470]

部材計算の「鉄筋のかぶり(mm)(主鉄筋中心までの距離)」は鉄筋外縁までの距離ではない理由を教えて。

Answer

かぶりはコンクリート表面から鉄筋外縁までの距離ではなく、主鉄筋中心までの距離になります。

また部材の有効高さdは、圧縮縁から引張鉄筋の重心までの距離としています。

「土木構造物設計マニュアル(案)に係る設計・施工の手引き(案)[ボックスカルバート・擁壁編]」(平成11年11月建設省)では「主鉄筋中心からコンクリート表面までの距離の算定根拠」として記載があります。

底版;a=b+D1/2+D2

たて壁;a=b+D1/2+D2+D3

a:主鉄筋中心からコンクリート表面までの距離

b:かぶり

D1:主鉄筋径(最大D32)

D2:配力鉄筋径(最大D19)

D3:組立鉄筋(D13)

底版;a=70+32/2+19=105 → 110mm

たて壁;a=40+32/2+19+13=88 → 100mm

 


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