かぶりはコンクリート表面から鉄筋外縁までの距離ではなく、主鉄筋中心までの距離になります。
また部材の有効高さdは、圧縮縁から引張鉄筋の重心までの距離としています。
「土木構造物設計マニュアル(案)に係る設計・施工の手引き(案)[ボックスカルバート・擁壁編]」(平成11年11月建設省)では「主鉄筋中心からコンクリート表面までの距離の算定根拠」として記載があります。
底版;a=b+D1/2+D2
たて壁;a=b+D1/2+D2+D3
a:主鉄筋中心からコンクリート表面までの距離
b:かぶり
D1:主鉄筋径(最大D32)
D2:配力鉄筋径(最大D19)
D3:組立鉄筋(D13)
底版;a=70+32/2+19=105 → 110mm
たて壁;a=40+32/2+19+13=88 → 100mm