Question [No.201909]
開水路の不等流計算で、局所損失「急縮」の設定方法を教えて。「急縮」の設定には上下流測点の断面積を入力する必要がありますが、ここに入れる値が分かりません。
シリーズ:エクシード
製品: 不等流の計算
カテゴリー:入力の操作方法
更新: 2024年06月26日
Answer
水面がある開水路の場合は、急縮の上下流測点の流積Aが水深hによって変わるため、局所損失を設定しない状態で不等流計算を行い、それぞれの測点の流積を求めます。
初めに、この上下流測点の流積を、局所損失「急縮」の断面積にそれぞれ入力設定します。次に、局所損失「急縮」を考慮した不等流計算を行います。 このとき、この急縮による損失水頭が大きく、設定した断面積が妥当な値と言い難いと判断される場合は、再度その流積を断面積に入力し、トライアル計算を行ってください。
ただし、この断面積は、あくまで損失係数fを求める諸元にすぎないため、それほどシビアにトライアル計算で定める必要性はないものと判断されます。 これは、局所損失「急拡」においても同様の考え方となります。