Question [No.230343]

集水桝を計算する方法(基準)として集水桝自体には明確な適用基準は設けられていませんが、側壁については「長方形スラブによる計算(三辺固定一辺自由スラブ)」「長方形スラブによる計算(四辺固定スラブ)」があります。この手法を適用している根拠や基準など。

Answer

集水桝は小規模な構造物ということもあり、基準化された明確な設計方法が無いのが実情です。(そもそも集水桝は標準設計図集等からの引用で足りており、設計計算根拠まで求められませんでした。)

スラブ(板)計算が常用的に使用されるようになったのは、慣習的によるものと言われており、設計者らの工学的判断の積み上げでスラブ計算が合理的な設計方法と判断されたものと想定されます。結果、汎用的な設計ソフトでは、スラブ計算を取り入れるのが一般的です。

参考までに農林水産省発行「土地改良事業標準設計図面集(パイプライン付帯工)利用の手引き(H8.3)」では、「保護工」(集水桝に類似する構造物)の設計方法として、底版部材には4辺固定のスラブ計算を適用した設計が記載されています。


よく閲覧されるご質問


参考になりましたか?