Question [No.JY005]
ハット型矢板(外縁継手)の場合、継手効率を100%としてもよい理由を教えて。
シリーズ:エクシード
製品: 自立式矢板(護岸・水路)の設計
タグ: ハット型矢板
、継手効率
カテゴリー:土木技術の考え方・プログラムの考え方
更新: 2024年03月07日
Answer
矢板護岸は背面から土圧等の力を受けるため、前面側に撓もうとします。この時、撓みにより、U型鋼矢板などの中立軸継手では、継手位置ごとに矢板が交互配置となり、隣接する矢板との継手にズレが生じるため、連続体としての剛度低下を見込み、継手効率を減じておく必要があります。
対して、ハット型矢板のような外縁継手では、継手が一方向に存在し、矢板も同じ向きで配列されているので、撓んでも隣接する矢板同士がズレることなく一体で動き、継手効率は100%期待できることになります。