Question [No.202886]
「土質条件」で入力する「壁面摩擦角δ」には、どのような値を設定すればよいか教えて。
シリーズ:エクシード
製品: 自立式矢板(護岸・水路)の設計
カテゴリー:入力(値)の意味・入力の妥当性
更新: 2025年02月12日
Answer
「災害復旧工事の設計要領」や「土地改良(水路工)」の鋼矢板の設計計算例には、砂質土(Φ=30度)の土に対して、壁面摩擦角をδ=15度として設定されています。この設定根拠は明確にされていないため、設計者によって判断が様々となります。「δ=15度」で設定されている場合や「δ=Φ/2」として設定されている場合もあります。
なお、参考として、「港湾の施設の技術上の基準・同解説」においては、壁面摩擦角を『通常、±15度~20度の値を用いることができる。裏込材のせん断抵抗角の1/2程度を目安とすることができる。』と記載されています。