Question [No.202886]
「土質条件」で入力する「壁面摩擦角δ」には、どのような値を設定すればよいか教えて。
シリーズ:エクシード
製品: 自立式矢板(護岸・水路)の設計
カテゴリー:入力(値)の意味・入力の妥当性
更新: 2024年03月06日
Answer
「災害復旧工事の設計要領」や「土地改良(水路工)」の鋼矢板の設計計算例には、砂質土(Φ=30度)の土に対して、壁面摩擦角をδ=15度として設定されています。この設定根拠は明確にされていないため、設計者によって判断が様々となります。「δ=15度」で設定されている場合や「δ=Φ/2」として設定されている場合もあります。 なお、参考として、「トンネル標準示方書 2016年」の仮設構造物の設計においては、土留め壁の土圧計算で壁面摩擦角「δ=Φ/2」が記載(P174)されています。