Question [No.203583]

「親杭横矢板方式」における計算表内の「主働土圧強度」の単位が(kN/m)になっていますが、これは(kN/本)ではないでしょうか。

Answer

「主働土圧強度」の表示単位ですが、本計算書の計算過程においては、この単位「kN/m」で間違っていません。

「親杭横矢板方式」の場合、親杭間隔を乗じて1本当たりに作用する土圧強度という意味で「kN/本」とご指摘いただいているのも考え方としては間違いではありませんが、 本仕様においては、次元単位として、原則「重さ(kN)」「長さ(m)」「時間(s)」の3要素のみで表現しています。「親杭横矢板方式」の計算では、親杭間隔を乗じた値を土圧強度として計算しています。 ちなみに、「鋼矢板方式」などの計算では、延長方向の長さ(単位長さL=1.000m)を乗じた土圧強度として計算しています。

※一般的には、土圧強度の単位は「kN/m2」とし、これは深度位置ごとでの土圧強度を示しており、延長方向・深度方向ともに単位幅扱いとしています。この土圧強度を積分した土圧(合力)の単位は 「kN」となり、これは指定延長分の土圧分布全体としての土圧の大きさを示します。


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