「置換コンクリート基礎設計システム Ver.1」では、前面勾配を「逆勾配(マイナス値)」に設定することはできません。


準拠指針の制約
本システムでは以下の基準書に準拠しており、逆勾配の仕様は想定されていません。
・道路土工 擁壁工指針
・設計要領 第二集
・道路橋示方書・同解説 IV 下部工編
設計上の考慮
置換コンクリート基礎は、上部構造からの鉛直荷重・水平荷重を支える役割を担っています。 そのため、基礎底面の鉛直投影面積が不足すると、支持力の低下や転倒のリスク増加につながるため、逆勾配の設定は適切ではありません。 一般的に、基礎の照査は鉛直投影面を基準として行われるため、本システムでは逆勾配を設定できない仕様となっています。