Question [No.BOX004M]
地震時は地盤反力度ではなく、地盤バネを与えたモデルで計算されることから支持力照査が行われていないが、地震時で支持力照査を行う方法があれば教えて。
シリーズ:その他
製品: BOXカルバートの設計
カテゴリー:土木技術の考え方・プログラムの考え方
更新: 2025年02月10日
Answer
地震時の支持力照査は、指針等による計算事例がないことや理論的不明な箇所も多いため、本システムには地震時での支持力照査の機能は設けていません。
カルバートの底版部材の鉛直方向変位量は弾性梁としたフレーム計算(平面骨組解析)で求めているので、物理理論「応力度=バネ定数×変位量」(フックの法則)より、変位量と底版梁に与えられた地盤バネ定数(鉛直方向地盤反力係数)から応力度(地盤反力度とみなす)として算出することができます。ただし、これは工学的に実証されたものではなく、あくまで物理理論をそのまま適用して計算したもので参考照査にすぎません。