総合カタログ
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システム 本システムは「道路橋示方書・同解説(平成29年11月)」に基づき、作用力の算定・直接基礎の安定計算・杭基礎の安定計算・梁の設計・柱の設計・底版の設計・橋座の設計を行います。平成29年11月の道路橋示方書で導入された、部分係数法を新たに導入し、永続・変動作用支配時およびレベル2地震動、衝突荷重を考慮した偶発作用支配時における設計を行います。 適用基準・参考文献 道路橋示方書・同解説Ⅰ 共通編  平成29年11月(日本道路協会) 道路橋示方書・同解説Ⅲ コンクリート橋・コンクリート部材編  平成29年11月(日本道路協会) 道路橋示方書・同解説Ⅳ 下部構造編  平成29年11月(日本道路協会) 道路橋示方書・同解説Ⅴ 耐震設計編  平成29年11月(日本道路協会) 作用力の算定 柱断面は、矩形・矩形中空・円形・円形中空・小判形・小判中空の6種類に対応しています。  (矩形の場合、直線面取りと曲線面取りにも対応できます) 下記の上部工反力の入力ができます。 鉛直反力 死荷重(D)、活荷重(L)、プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、雪荷重(SW)、施工(ER) 水平反力 プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、風(WS)、風(WL)、波圧(WP)、地震時(EQ)、施工(ER)、衝突(CO) 流水圧および地震時動水圧を考慮します。 橋軸直角方向に非対称の梁も可能です。また橋軸方向に段差を設けることができます。 作用力集計結果を画面上で確認することができます。 直接基礎の安定計算 基礎の変位照査及び限界状態照査を行います。 地盤の支持力計算を行うか否かの選択ができます。 底版の水平抵抗を考慮することができます。 杭基礎の安定計算 レベル2地震時に対しては、「杭基礎の耐震設計」との連動により、杭基礎の耐震設計が行えます。 対応杭種は次の7種類です。 ①鋼管杭 ②RC杭 ③PHC杭 ④場所打ち杭 ⑤SC杭 ⑥鋼管ソイルセメント杭 ⑦H鋼杭(永続・変動作用支配状況のみに対応) 対応工法は次の6種類です。 ①打込み杭工法(打撃) ②場所打ち杭工法 ③中掘り杭工法 ④プレボーリング杭工法 ⑤鋼管ソイルセメント杭工法 ⑥回転杭工法 杭列数は橋軸方向、橋軸直角方向ともに30列まで配置できます。 多層地盤系の層数は30層まで考慮できます。 梁の設計 梁の永続・変動作用支配状況における耐久性能および耐荷性能の照査、および偶発作用支配状況(レベル2地震動を考慮する設計状況)における耐荷性能の照査を行います。 梁の主鉄筋、側面鉄筋、斜引張鉄筋の設計を左右の梁に対して行うことが出来ます。 鉛直方向(上面主鉄筋)に対して、横変位拘束構造設置時の計算もできます。 水平方向(側面鉄筋)に対して、落橋防止構造設置時の計算もできます。 コーベルの設計 コーベルの耐久性能および耐荷性能の照査を行います。 梁の引張主鉄筋、用心鉄筋の設計を左右の梁に対して行います。 柱の設計 柱の永続・変動作用支配状況における耐久性能および耐荷性能の照査、および偶発作用支配状況(レベル2地震動を考慮する設計状況)における耐荷性能の照査を行います。 下記の上部工反力の入力ができます。 鉛直反力 死荷重(D)、活荷重(L)、プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、雪荷重(SW)、施工(ER) 水平反力 プレストレス(PS)、クリープ・乾燥収縮(CR、SH)、温度変化(TH)、温度差(TF)、風(WS)、風(WL)、波圧(WP)、地震時(EQ)、施工(ER)、衝突(CO) 流水圧および地震時動水圧を考慮します。 偶発作用支配状況において、塑性ヒンジ長の計算・コンクリートの応力ひずみの考慮・鉄筋の許容引張ひずみの考慮・帯鉄筋間隔の照査ができます。 P-δ曲線、M-φ曲線を描画できます。 底版の設計 底版の永続・変動作用支配状況における耐久性能および耐荷性能の照査、および偶発作用支配状況(レベル2地震動を考慮する設計状況)における耐荷性能の照査を行います。 底版張出部にある杭は10列まで考慮できます。 偶発作用支配状況において、タイプⅠ、タイプⅡの底版設計が出来ます。 その他の機能 各項目のみ(作用力算定だけ、梁の設計だけなど)の入力や出力ができます。 状態図の寸法値を変更すれば形状入力値に反映されます。 入力に合わせた状態図、組立筋図の画面描画ができます。 鉄筋図の出力が可能です。

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