総合カタログ
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■ 計算方法 ■ 限界水深・フルード数の計算方法 「水理水深(土地改良)による方法」、「井田の合成径深による方法」、「最深水深による方法」の3つから選択します。■ 損失水頭計算に使用する距離 「水平距離」、「斜距離」(水路勾配を考慮)の2つから選択します。■ 始点水位 「限界水深」、「等流水深」、「水深指定」の3つから選択します。■ エネルギーの補正係数 エネルギー補正係数αを「1.0」、「1.1」の2つから選択します。 「α=1.1」を使うケースは次のような場合が考えられます。 ❶複断面形で低水部と高水部での流速差が大きい場合 ❷川幅の急激な変化、水路の急縮、急拡などの流れの剥離が起こる場合 ❸湾曲部など断面内で流速に大きな変化がある場合■ 圧力流れの計算 ❶「しない」とした場合、自由水面の流れとして計算を行います。 ❷ 「する」とした場合は、自由水面の流れでは通常の不等流計算を行い、 ■ 計算可能な断面 ❶常流として下流から上流へ計算 ❷射流として上流から下流へ計算 ❸常流・射流混在計算 (1回目の常流計算で決定された流れの型を優先し、遷移流(支配断面)になる所を抽出し限界水深に置換え射流計算します。ここで2回目の射流計算結果が流れの型とします。混在計算の場合、常流水位と射流水位を求め各測点における共役水位を求め、その共役水位と常流水位との交点として跳水位置を算出します) ※ 堤防高を水位が超えてしまう場合は、仮想堤防高を設定することで中断せずに計 満水の流れでは動水勾配による計算を行います。河川断面(任意、単断面、複断面)、定型断面(矩形断面、円形断面、標準スクリーンショット⃝基本データ入力算を続けることができます。⃝断面図出力馬蹄形断面、任意馬蹄形断面、ホロ型(Ⅰ)断面、ホロ型(Ⅱ)断面、U型断面、卵形管断面)■ 補間断面の作成 ■ 断面データのレベル選択 レベル選択は「河川断面」選択時のみ有効となり、その他の定形断面は「レ ベル1」となります。 寸法の異なる2つの定型断面間の補間断面を自動作成することができます。レベル1 /単断面で潤辺内の粗度係数が一様な場合 レベル1a/単断面で潤辺内の粗度状況が変化している場合 レベル2 /複断面で潤辺内の粗度状況が変化している場合 レベル2a/複断面で潤辺内の粗度係数が一様な場合 レベル3 /複断面で潤辺内の粗度状況が変化している場合  各分割断面内の流速計算を行います。 また、断面内の平均流速を算出します。■ 計算可能な局所損失形状 漸角、急拡、急縮、湾曲、流入、流出、漸縮、段上げ、段落ち、曲がり(管)、屈曲、合流、スクリーン、橋脚等。急拡・急縮による損失係数、段落ちによる損失水頭などの自動計算を行うことができます。 出力機能■ 計算書(設計条件、不等流計算、流下能力計算、余裕高計算)■不等流計算の計算結果(常流計算、射流計算、混在計算■ 縦断図(対象ケースのみ〔常流、射流結果の指定・同時表示〕、全ケース 水位同時表示)■断面図■流下能力図(左右護岸高の低い方、左右護岸指定、左右護岸同時表示)■DXF出力(縦断図、断面図)■3次元形状図⃝計算書出力1⃝計算書出力233⃝計算結果画面・3次元形状図⃝断面データ入力⃝流下能力計算入力⃝縦断図出力価格 275,000円(税込)河川断面・定型断面の不等流計算や流下能力の計算を行います適用基準・参考文献■水理公式集(土木学会)■建設省河川砂防技術基準(案)同解説・調査編■河川における樹木管理の手引き(リバーフロント整備センター)■河道計画検討の手引き(国土技術研究センター)■土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計『水路工』(農林水産省農村振興局)■土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計『パイプライン』(農林水産省農村振興局)製品概要不等流計算では、河川断面、定型断面に流量を与え、ベルヌーイの方程式により各測点の水深、損失水頭を求めます。余裕高の計算は、「土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計『水路工』」に基づき、水深・流れの形態により算出します。流下能力は、①不等流計算よりH-Q曲線(相関関数曲線)を用いた方法、②等流計算(マニングの平均流速公式)を用いた方法から算出します。圧力流れの計算では、自由水面の流れでは通常の不等流計算を行い、満水の流れでは動水勾配による計算を行います。機能詳細 計算機能および制限不等流の計算

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